白百合学園での学園生活は、キリスト教精神に基づいています。神に愛されている自分を知り、同じように他者を愛し、大切にすることを日々の生活で学びながら、社会で自分を活かし、貢献できる人間へと成長していきます。
朝礼では瞑目し、聖歌を歌い、お祈りと聖書朗読により心を静めます。英語やフランス語で行われる日もあります。授業後には終礼があり、お祈りをして、一日に感謝します。
毎年学園記念日とクリスマス、学年別の修養会でミサが行われます。入学時と高校卒業時にもミサに与ります。生徒が演奏するオルガンに合わせ、皆でミサ曲や聖歌を歌い、感謝の祈りを捧げます。
各学年に合わせたプログラムを毎年実施し、神父様のご講話を通して現代における私たちのあり方を考え、他者との関わりの中で、どのように生きるかを深く思考します。
週に1時間、聖書を通して自分の心に向き合う「宗教」の授業があります。学園の歴史を学び、聖書のお話から私たちに与えられているメッセージを考えます。神に愛されている自分を知り、隣人を大切にすることを実践していく中で、自分に与えられた使命とは何かを考えていきます。
生徒自身が日本や世界の状況、とくに困難を抱えている人々の痛みに心を寄せ、自分たちにできることを探し、提案することを大切にしています。これまで東日本大震災の被災地訪問やウクライナからの避難者との交流などを行ってきました。2024年度からは能登半島も訪問し、炊き出しをしました。
ボランティアに取り組むクラブです。手芸品を手作りして学園祭のチャリティーバザーで販売し、売上を福祉施設・団体に寄付しています。児童養護施設訪問も行っています。
学校が位置する千代田区の高齢者施設を訪問し、交流したり、全国の様々な福祉施設が必要としているものを全校生徒から集めて発送したりして、全校生徒が奉仕のこころを学んでいます。